に‐の‐つぎ【二の次】
2番目。そのつぎ。あとまわし。「話は—にして早く片付けなさい」
に‐の‐つづみ【二の鼓】
雅楽の打楽器で、細腰鼓(さいようこ)の一種。壱鼓(いっこ)と三の鼓の中間の大きさのもの。奈良朝には唐楽に、平安朝以後は高麗楽(こまがく)に用いられたが、衰滅した。
に‐の‐とり【二の酉】
11月の第2の酉の日。また、その日にたつ市。《季 冬》「—やいよいよ枯るる雑司ケ谷/波郷」→酉の市
に‐の‐ひと【二の人】
宮中での地位が一の人である摂政・関白に次ぐ人。「世の—にておはしますめり」〈大鏡・道長上〉
にのへ【二戸】
岩手県北部の市。リンゴ・葉タバコ栽培、稲作や畜産が盛ん。平成18年(2006)1月、浄法寺町と合併。人口3.0万(2010)。
にのへ‐し【二戸市】
⇒二戸
に‐の‐ほ【丹の穂】
赤い色の目立つこと。「春されば花咲きををり秋付けば—に黄色(もみつ)」〈万・三二六六〉
に‐の‐まい【二の舞】
雅楽。唐楽。壱越(いちこつ)調で古楽の中曲。舞は二人。「安摩(あま)」に引き続いて、それを見ていた咲面(えみめん)の老爺と腫面(はれめん)の老婆が、安摩の舞をまねてこっけいに舞う。「安摩」の答...
に‐の‐まち【二の町】
《「町」は等級・階級の意》第二級。二流どころ。「顔は少々—だけれど」〈秋声・仮装人物〉
に‐の‐まつ【二の松】
能舞台で、橋懸かりの前の白州に等間隔に植えられた3本の若松のうち、まん中の松。袖摺(そです)りの松。