ぬるま【微温】
1 ぬるいこと。「—になって居るが、この番茶を替りに」〈円朝・真景累ヶ淵〉 2 「ぬるま湯」の略。 3 愚鈍なこと。のろま。「兄貴は知れた—殿」〈浄・盛衰記〉
ぬるま‐ゆ【微温湯】
1 ぬるい湯。ぬるゆ。びおんとう。 2 刺激や緊張のない境遇や生活。「—の暮らしから抜け出す」
微温湯(ぬるまゆ)につか・る
安楽な現状に甘んじて、のんきに過ごす。「長期政権のもとで—・る」
ぬる‐み【温み/微温み】
1 《動詞「ぬるむ」の連用形からか》 ㋐なまあたたかいこと。ぬるいこと。また、その程度。「どこか底に—を持った風が額に当る」〈鴎外・魔睡〉 ㋑ぬるま湯。「—汲みとり用意の気付け」〈浄・朝顔話〉 ...
ぬるみ‐ごこち【温み心地】
病気のため体温が高くなって不快であること。「—わづらひて参らず」〈讃岐典侍日記・上〉
ぬる・む【温む/微温む】
[動マ五(四)] 1 少しあたたかくなる。「水—・む季節」 2 熱い湯などが少しさめる。ぬるくなる。「お茶が—・む」 3 病気で体温が高くなる。「うちはへ—・みなどし給ひつる事はさめ給ひて」〈...
ぬるめ
日本の山間地や高冷地でみられる、水田のふちに設けた、冷水を温めるための水溜まりや溝。用水路から直接引水しないで、ここでいったん温めてから田に水を入れる。
ぬる・める【温める/微温める】
[動マ下一][文]ぬる・む[マ下二]湯などの温度を下げる。ぬるくする。「水を加えて—・める」
ヌル‐もじ【ヌル文字】
《null character》⇒ヌル
ぬる‐ゆ【微温湯】
「ぬるまゆ1」に同じ。