のし
《「のじ」とも》シオンの別名。
の‐じ【野地】
1 屋根を葺(ふ)く材をのせる下地の板や貫(ぬき)。 2 「野地板」に同じ。
の‐じ【野路】
野中の道。のみち。「—に沿える小川」〈木下尚江・良人の自白〉
のじ‐いた【野地板】
垂木(たるき)の上に野地として張る板。野地。
のじ‐ぎく【野路菊】
キク科の多年草。近畿地方以西の海岸付近に自生。高さ60〜90センチ。葉は三〜五つに裂けていて、裏面に灰白色の毛がある。秋、周辺が白色で中央が黄色の頭状花を開く。園芸品種の小菊の原種といわれる。
の‐じこ【野路子/野鵐】
ホオジロ科の鳥。全長14センチくらい。背は褐色、腹は緑黄色。日本特産で、草原や低木林でみられ、冬は暖地へ移動する。《季 夏》
の‐じし【野猪】
イノシシの別名。
の‐じしゃ【野萵苣】
⇒のぢしゃ
のじ‐の‐たまがわ【野路の玉川】
六(む)玉川の一。滋賀県草津市野路町にあった小川。萩の名所。[歌枕]「明日もこむ—萩こえて色なる波に月やどりけり」〈千載・秋上〉
のじま‐が‐さき【野島が崎】
兵庫県淡路市北部にある岬。[歌枕]「近江路の—の浜風に妹(いも)が結びし紐(ひも)ふきかへす」〈玉葉集・旅〉