ひと‐めか・し【人めかし】
[形シク]《動詞「ひとめく」の形容詞化》 1 俗世間の人らしくみえる。「入道の宮も、この世の—・しき方は、かけ離れ給ひぬれば」〈源・横笛〉 2 一人前である。りっぱである。「我が心の限りは—・し...
ひと‐めか・す【人めかす】
[動サ四]人並みに扱う。「わざととりたてて—・すべくもあらぬさまなれど」〈枕・六七〉
人目(ひとめ)が煩(うるさ)・い
他人に見られると、噂されたりしてやっかいである。「—・いので外で会おう」
ひと‐め・く【人めく】
[動カ四] 1 一人前の人間らしく振る舞う。「けはひ、いたう—・きてよしある声なれば」〈源・橋姫〉 2 人間のように見える。「花の名は—・きて」〈源・夕顔〉
ひとめぐり
《原題The Circle》英国の劇作家モームの戯曲。1921年発表。
ひと‐めぐり【一巡り/一周り】
[名](スル) 1 一度回ってもとに戻ること。ひとまわり。「公園を—する」 2 一周忌。一回忌。「けふは、なほ—にあたれりといふを聞きて」〈泊船集〉 [補説]作品名別項。→ひとめぐり
ひとめ‐せんぼん【一目千本】
千本の桜が一目で見渡せる所。特に、奈良県吉野山の桜を見るのに絶好の場所をいう。
ひと‐メタニューモウイルス【人メタニューモウイルス】
気管支炎などの原因となるウイルスの一種。感染力が強く、一度の感染では免疫を獲得できないため、乳幼児を中心に流行することが多い。hMPV(human metapneumovirus)。
ひとめ‐づつみ【人目包み】
人の見る目をはばかって隠れること。和歌では、「包み」を「堤(つつみ)」に掛けて用いることが多い。「思へども—の高ければ河とみながらえこそ渡らね」〈古今・恋三〉
人目(ひとめ)に余(あま)・る
ようすや行いが目立ちすぎて、他人を不快な気持ちにさせる。「—・る振る舞い」