なん‐きん【軟禁】
[名](スル)比較的ゆるやかな監禁。家または室内にとどめておき、外部との交渉・接触を自由にさせないこと。「一室に—する」
ナンキン【南京】
中国江蘇省の省都。揚子江の南岸に位置し、水陸交通の要衝。古来、三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた。名称は建業・建鄴(けんぎょう)・建康・金陵などに変わり、明の永楽帝のとき、北京に...
ナンキン‐ななかまど【南京七竈】
バラ科の落葉低木。山地に生え、ナナカマドより小形で、羽状複葉の小葉(しょうよう)は基部のものほど小さい。初夏、黄緑色の花を密につける。こばのななかまど。
ナンキン‐あやつり【南京操り】
糸操りの初期のころの呼称。
ナンキン‐こくみんせいふ【南京国民政府】
1927年4月、国民党右派の蒋介石が反共クーデターによって南京に樹立した政府。広東を拠点とする国民革命政府が、北伐を通して勢力を拡大したもので、同年8月、国民党左派の武漢政府を吸収して、列国の承...
ナンキン‐シャモ
鶏の一品種。小形の愛玩用のシャモ。
ナンキン‐じゅす【南京繻子】
中国から渡来し、明治のころ西陣で改良されて織り出された繻子(しゅす)。縦に絹糸、横に綿糸を使った交ぜ織り。
ナンキン‐じけん【南京事件】
1927年、中国で北伐軍が南京を攻撃した際、列国領事館を略奪したという口実で、英国と米国の軍艦が南京を砲撃した事件。蒋介石(しょうかいせき)らの国民党右派が共産党と分裂するきっかけとなった。
ナンキン‐じょう【南京錠】
巾着(きんちゃく)の形をした錠前。輸入された当時、巾着錠・西洋錠と呼ばれた。
ナンキン‐じょうやく【南京条約】
1842年、アヘン戦争の結果、南京で締結された英国と清国との間の条約。広州・福州・廈門(アモイ)・寧波(ニンポー)・上海の開港、香港の割譲、賠償金の支払いなどを内容とした。江寧(こうねい)条約。