ひと‐もの【一物】
[副]いっぱい。一面に。「内供が顔にも、童の顔にも、粥(かゆ)とばしりて—かかりぬ」〈宇治拾遺・二〉
ひと‐もんちゃく【一悶着】
ちょっとした騒ぎやもめごと。また、それらを引き起こすこと。「なにやら—ありそうだ」
ひと‐やく【一役】
一つの役目・役割。
一役(ひとやく)買(か)・う
一つの仕事の中で、ある役割を進んで引き受ける。「新党結成に—・う」
ひと‐やすみ【一休み】
[名](スル)途中で少し休むこと。「この辺でそろそろ—しよう」
ひと‐やま【一山】
1 一つの山。また、ある山全体。「—が霧にすっぽり覆われる」 2 山の形に積み上げたひとかたまり。「—500円のミカン」「—いくらの安物」 3 物事の困難な場面の一つ。一つの山場。「完成までにま...
一山(ひとやま)当(あ)・てる
《鉱山を掘り当てる意から》投機などで当てて大もうけする。「株で—・てる」
一山(ひとやま)越(こ)・す
大きな仕事の中で、ある困難な段階を乗り越える。一山越える。「工事もなんとか—・す」
ひと‐よ【一世】
人が生きている間。一生。「—には二度(ふたたび)見えぬ父母を置きてや長く我(あ)が別れなむ」〈万・八九一〉
ひと‐よ【一夜】
1 ひとばん。いちや。「—の夢」 2 ある晩。「秋の—、友と酒を酌み交わす」 3 一晩中。よもすがら。「—泣き明かす」