はじとみ‐ぐるま【半蔀車】
網代車(あじろぐるま)の一。物見窓を半蔀としてあるもの。摂政・関白・大臣・大将の乗用とし、時には上皇や高僧・上﨟(じょうろう)女房も使用した。
はなぞの【花園】
京都市右京区の双ヶ岡(ならびがおか)の東側一帯。平安初期に清原夏野が別荘を造り、花園と称した。花園上皇の離宮であった妙心寺や、仁和寺・竜安寺がある。
大阪府東大阪市東部の地名。付近に花園ラグ...
はんびさし‐の‐くるま【半庇の車】
側面の物見の上に庇をつけた牛車(ぎっしゃ)。上皇・親王の乗用。半庇。
ばん‐かじ【番鍛冶】
鎌倉初期、後鳥羽上皇に召されて、1か月ずつ院の御所に上番した諸国の刀工。御番(ごばん)鍛冶。
ひらしき‐の‐おまし【平敷の御座】
天皇・皇后・東宮・上皇などの出御の際に用いる平敷の座。ひらしきのござ。
びろうげ‐の‐くるま【檳榔毛の車】
牛車(ぎっしゃ)の一。白く晒(さら)した檳榔の葉を細かく裂いて車の屋形をおおったもの。上皇・親王・大臣以下、四位以上の者、女官・高僧などが乗用した。びろうぐるま。びりょうのくるま。
びろうひさし‐の‐くるま【檳榔庇の車】
檳榔毛(びろうげ)の車の一。檳榔毛の車の物見の上と車箱の前後に庇がついているもの。上皇・親王・摂政関白・大臣などが乗用した。びろうひさし。
ふんゆ‐の‐きょ【枌楡の居】
上皇の御所。仙洞御所。「太上天皇の尊号をかうぶりて、—をしめき」〈古活字本保元・下〉
へい‐か【陛下】
《「陛」は宮殿の階段。階下にいる近臣を通じて奏上する意から》 1 中国で天子の尊称。 2 天皇・皇后・皇太后・太皇太后の敬称。上皇2・上皇后の敬称としても用いられる。「皇后—」 [補説]2で、「...
ほう‐ぎょ【崩御】
[名](スル)天皇・皇后・皇太后・太皇太后を敬ってその死をいう語。昔は上皇・法皇にもいった。 [補説]「タイ国王崩御」のように、国王・皇帝・天子の死に対しても用いる。