ふてき‐もの【不敵者】
大胆でおそれを知らない者。乱暴で無法な者。「—にて、武勇の心掛け人に勝れ」〈仮・浮世物語・三〉
ふ‐てぎわ【不手際】
[名・形動]手ぎわが悪いこと。物事の処置のしかたや結果がよくないこと。また、そのさま。「司会の—で長引く」「—な処理」
ふて‐くさ・る【不貞腐る】
[動ラ五(四)]「不貞腐れる」に同じ。「—・って寝ている」 [動ラ下二]「ふてくされる」の文語形。
ふて‐くされ【不貞腐れ】
ふてくされること。また、ふてくされた態度や言葉。「妻たる身の—をいうて済むと思うか」〈一葉・にごりえ〉
ふて‐くさ・れる【不貞腐れる】
[動ラ下一][文]ふてくさ・る[ラ下二]不平・不満の気持ちがあって、なげやりな態度や反抗的な態度をする。ふてくさる。「—・れて返事もしない」
ふ‐てってい【不徹底】
[名・形動]物事のやり方が中途半端で、十分に行き届かないこと。また、そのさま。「—な説明」「—な調査」
ふて‐ね【不貞寝】
[名](スル)ふてくされて寝てしまうこと。「しかられて—する」
ふて‐のみ【不貞飲み】
ふてくされて酒を飲むこと。
ふ‐てまわし【不手回し】
手回しが悪いこと。特に、家計のやりくりがうまくいかないこと。
ふ‐てまわり【不手回り】
「不手回し」に同じ。「回らぬ暮し常なれど、この節わけて—」〈人・梅児誉美・四〉