いま‐おり【今織り】
《今風の織物の意》江戸時代、京都西陣で織っていた金襴(きんらん)の一。「帯は—の短きを無理にうしろに結び」〈浮・一代男・三〉
今(いま)か今(いま)か
事が実現するのを待ち望むさま。「吉報を—と待ちわびる」
いまかがみ【今鏡】
平安末期の歴史物語。10巻。作者未詳。嘉応2年(1170)あるいはそれ以降に成立。大鏡のあとをうけ、後一条天皇の万寿2年(1025)から高倉天皇の嘉応2年までの歴史を紀伝体に記す。四鏡の一。小鏡...
いま‐かの【今カノ】
《「今の彼女」の意》現在、その男性の恋人である女性をいう。現カノ。→前カノ →元カノ →今彼
いま‐かれ【今彼/今カレ】
《「今の彼氏」の意》現在、その女性の恋人である男性をいう。現彼。→前彼 →元彼 →今カノ
今(いま)が今(いま)
ちょうど今。たった今。また、今すぐ。「—帰ったばかりだ」「—どうなるということもあるまい」
いま‐がた【今方】
たった今。ついさっき。今し方。「いつまでたっても、—引越して来たばかりだという体裁である」〈荷風・つゆのあとさき〉
いまがわ【今川】
姓氏の一。足利(あしかが)氏の一族。足利国氏が三河国幡豆(はず)郡今川荘に住み、姓を名のったのに始まる。東海一の戦国大名。義元が桶狭間(おけはざま)で敗死してから衰退。 [補説]「今川」姓の人物...
いまがわ‐かなもくろく【今川仮名目録】
戦国大名今川氏の家法。大永6年(1526)今川氏親(うじちか)が制定した「仮名目録」33か条と、天文22年(1553)その子義元が制定した「仮名目録追加」21か条を合わせていう。東国最古の分国法。
いまがわじょう【今川状】
今川了俊(いまがわりょうしゅん)が弟の仲秋に与えた家訓。23か条の道徳訓で、江戸時代、子供の手習い本、修身書とされた。今川壁書。