そう‐かん【僧官】
朝廷から僧に与えられる官職。僧正・僧都(そうず)・律師など。
そうぎ【僧祇】
1 《(梵)Mahā-sāṃghikaの音写「摩訶僧祇」の略》仏滅の約100年後、僧団分裂によって結成された進歩的な大衆部(だいしゅぶ)のこと。上座部に対する。 2 仏教を修行する出家の集団。→...
そうぎし【僧祇支】
《(梵)saṃkakṣikāの音写》袈裟(けさ)の下につける衣。左肩に掛けて胸・わきを覆う。インドで比丘尼(びくに)にのみ着用が許された。
そうぎ‐もつ【僧祇物】
僧団の所有する財産。
そうぎゃ【僧伽】
《(梵)saṃghaの音写。集団・会合の意》仏道修行をする僧の集団。広く在家を含めた集団をいうこともある。
そうかり【僧伽梨】
⇒そうぎゃり(僧伽梨)
そうぎゃり【僧伽梨】
《(梵)saṃghāṭiの音写》三衣(さんえ)の一。僧の正装衣で、9条から25条の布片を縫い合わせた1枚の布からなる袈裟(けさ)。大衣(だいえ)。僧伽梨衣(そうぎゃりえ)。そうかり。
そう‐ぎょう【僧形】
僧の姿。髪を剃り、袈裟(けさ)を着た姿。僧体。⇔俗形。
そうぎょう‐はちまん【僧形八幡】
本地垂迹(ほんじすいじゃく)思想によって作り出された僧姿の八幡神像。一般に、座して錫杖(しゃくじょう)を持つ。平安初期以降、多くの彫像・画像が作られた。
そう‐ぐ【僧供】
僧に対する供養。また、僧に施す供物。「我、寺にありし時、いたづらに—を請(う)け食ひてのみ過ぎき」〈今昔・一九・一九〉