さし‐ひ・く【差(し)引く】
[動カ五(四)] 1 ある数量から他の数量を引き去る。「月給から税金を—・く」 2 ある事柄の過不足などを判断する。「外見の悪さを—・いても性能は評価できる」 3 潮が満ち引きする。また、体温が...
さら・う【攫う/掠う】
[動ワ五(ハ四)]《「浚(さら)う」と同語源》 1 油断につけこんで奪い去る。気づかれないように連れ去る。「波に足を—・われる」「子供を—・う」「鳶(とんび)に油揚(あぶらげ)を—・われる」 2...
去(さ)る者(もの)は日日(ひび)に疎(うと)し
《「古詩十九首」其一四の「去る者は日(ひび)に以て疎く、来たる者は日(ひび)に以て親しむ」から》死んだ者は、月日がたつにつれて忘れられていく。転じて、親しかった者も、遠く離れてしまうと、しだいに...
さわぎ‐た・つ【騒ぎ立つ】
[動タ五(四)] 1 騒ぎはじめる。また、盛んに騒ぐ。「心が—・つ」「風に—・つ波」 2 騒々しく立ち去る。「群鳥(むらどり)の—・ちぬるこなたより雲の空をぞ見つつながむる」〈平中・七〉 [...
さん‐か【酸化】
[名](スル)物質が酸素と化合すること、または水素を失うこと。一般には原子または原子団から電子を取り去ること。→還元
さん‐かい【散会】
[名](スル) 1 会合が終わって、人々が別れ去ること。「会議は八時に—する」 2 取引市場で、その日の立ち会いが終了すること。
さん‐ぬる【去んぬる】
[連体]《動詞「さ(去)る」の連用形に完了の助動詞「ぬ」の連体形の付いた「さりぬる」の音変化から》過ぎ去った。去る。「これは—夜、御寝(ぎょしん)のならざりし故なりとて」〈平家・四〉
し‐きょ【死去】
[名](スル)死んでこの世を去ること。
しげん‐きょう【四言教】
中国、明の王陽明が弟子に授けた4句の教訓。「善無く悪無きは心の体、善あり悪あるは意の動、善を知り悪を知るはこれ良知、善をなし悪を去るはこれ格物」をいう。
し‐しん【私心】
1 一個人としての気持ち。自分一人の考え。私意。「—を述べる」 2 自分一人の利益を図る心。利己心。私情。「—を捨て去る」