塵(ちり)を望(のぞ)んで拝(はい)す
《晋の石崇が、主君の外出のたびに、その車が塵を上げて走り去るのをはるかに望んで拝んだという、「晋書」石崇伝に見える故事から》貴人の車馬が走り去るのを見送って礼拝する。長上にへつらうことのたとえ。
つる‐にょうぼう【鶴女房】
異類婚姻譚の一。男に命を助けられた鶴が報恩のために嫁に来て、自分の羽で美しい布を織るが、やがて正体を見破られて去るという物語。羽衣伝説と同系のものとされる。
つるのおんがえし【鶴の恩返し】
日本の昔話。ある男に助けられたツルが、美しい女に化けて男の妻となるが、自分の羽根を抜いて機(はた)を織っているところを見られてしまい、山へ去る。鶴女房。→夕鶴
てっ‐きょ【撤去】
[名](スル)建造物や施設などを取り去ること。取り払うこと。「作業用の足場を—する」
てら【寺】
1 《礼拝所の意の朝鮮語chyölからとも、長老の意のパーリ語theraからともいう》僧または尼が住み、仏像を安置して、仏道を修行し、仏事を行う建物。寺院。精舎。伽藍(がらん)。 2 (延暦寺を...
点(てん)を打(う)・つ
欠点を指摘する。非難する。「気にいらぬ女房を夫が去るに言ひ分なし、—・つ人もない」〈浄・用明天王〉
とう【逃】
[常用漢字] [音]トウ(タウ)(漢) チョウ(テウ)(慣) [訓]にげる にがす のがす のがれる 〈トウ〉その場から離れ去る。にげる。「逃走・逃避・逃亡」 〈チョウ〉にげる。「逃散」 [...
とう‐そう【逃走】
[名](スル)にげること。にげ去ること。遁走(とんそう)。「その場から—する」
とう‐た【淘汰】
[名](スル) 1 水で洗ってより分けること。転じて、不必要なもの、不適当なものを除き去ること。「不良企業は—される」 2 環境に適応した生物が子孫を残し、他は滅びる現象。選択。 3 流水や風に...
とうちん‐こう【透頂香】
「外郎(ういろう)1」に同じ。公家が冠の中に入れて髪の臭気を去るのに用いたところからの名。