アジアてき‐せいさんようしき【アジア的生産様式】
マルクスが「経済学批判」の序言で、経済的社会構成体の前進的諸時期の最初においた語。この概念の理解をめぐって、原始共同体的生産様式の別名とする説や奴隷制の古代アジア的形態とみる説など諸説がある。
あすか‐の‐みやこ【飛鳥京】
古代、明日香地方に置かれた都の総称。允恭(いんぎょう)・顕宗(けんぞう)両朝、および推古朝(593〜628)から、孝徳・天智・弘文3天皇の時代を除いて、文武(もんむ)朝(697〜707)までの都。
アスカロン【Ascalon】
イスラエル中西部の都市アシュケロンの東郊にある古代都市の遺跡。その起源は紀元前2000年頃にさかのぼり、ヘロデ王の生地とされる。古くから港として重要視され、エジプト、アッシリア、バビロニアなどの...
アスクレピオン【Asklepieion/Ασκληπιείον】
ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶコス島の北東部にある遺跡。古代ギリシャの医術の神アスクレピオスの聖域であり、医師ヒポクラテスが創設した治療院、医学校があった場所と考えられている。ドリス式、イオニ...
アストルガ【Astorga】
スペイン、カスティーリャ‐レオン州、レオン近郊の都市。サンティアゴ‐デ‐コンポステラへの巡礼路にあり、司教座が置かれた。古代ローマ時代の遺跡、15世紀創建のゴシック様式の大聖堂のほか、ガウディ設...
アスペンドス【Aspendos】
小アジアにあった古代都市。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの東約50キロメートルに位置する。紀元前1000年頃からギリシャ人が移住し、古代ローマ時代はパンフィリア地方の主要都市として栄えた。紀...
アスワン【Aswan】
エジプト南部、ナイル川中流の東岸にある都市。古代ギリシャ名シエネ。1902年にアスワンダム、1971年にアスワンハイダムが建設され、工業が発展。古代遺跡が多い。
アズラック‐じょう【アズラック城】
《Qasr Azraq》ヨルダン東部の町アズラックにある城塞跡。古代ローマ時代の要塞に起源し、近隣のオアシス(現在のアズラック湿原保護区一帯)を防備する拠点として東ローマ帝国、ウマイヤ朝、マムル...
あたえ【直/費】
古代の姓(かばね)の一。朝廷に服した地方の国造(くにのみやつこ)に多く与えられた。5、6世紀ごろ成立。あたい。
アタプエルカ‐いせき【アタプエルカ遺跡】
《Atapuerca》スペイン北部アタプエルカ山脈の洞窟(どうくつ)にある遺跡。ヨーロッパ最古と考えられる人類の化石が多く発掘されており、約80万年前の原人「ホモ‐アンテセソール」などが発見され...