こい‐のぼり【鯉幟】
布または紙で、鯉の形に作ったのぼり。端午の節句に戸外に立てる。鯉の滝のぼりにちなんだもの。鯉の吹き流し。五月幟(さつきのぼり)。《季 夏》「煙あげて塩屋は低し—/久女」
こう‐い【校異】
古典などで、同一の作品に複数の異なった本文がある場合、文章の語句や文字の異同を比べ合わせること。また、その作業の結果。
こう‐ぎん【高吟】
[名](スル) 1 声を張り上げて詩歌をうたうこと。「佳句を—する」「放歌—」 2 他人の作った詩歌を敬っていう語。玉詠。
こうしえん【甲子園】
阿波野青畝の第5句集。昭和47年(1972)刊行。翌昭和48年(1973)、第7回蛇笏賞受賞。
こう‐しゃく【講釈】
[名](スル) 1 書物の内容や語句の意味などを説明すること。「論語を—する」 2 物事の道理や心得などを説いて聞かせること。また、その説明。「先輩気どりで—する」 3 江戸時代、客を集めて軍記...
こう‐しょう【講頌】
宮中の歌会などで、発声(はっせい)が行う初句の朗吟に続いて、2句目以下を発声と同音で合唱する役。
こう‐だい【交題】
季題をとりまぜて俳句を詠むこと。また、その季題。混題。乱題。
こうらい【高麗】
朝鮮の王朝の一。936年、王建が朝鮮半島全土を統一して建国。都は開城。仏教文化が栄えたが、13世紀には元に服属。1392年、李成桂(りせいけい)に滅ぼされた。こま。 高句麗(こうくり)、...
こうろ‐ほう【香炉峰】
中国江西省北端にある廬山(ろざん)の一峰。形が香炉に似る。白居易の「香炉峰の雪は簾(すだれ)をかかげてみる」の詩句は有名。
声(こえ)の下(した)
言葉が終わるか終わらないうち。言うやいなやのうち。言下。「禁煙と言った—からタバコに火をつける」 [補説]この句の場合、「下」を「もと」とは読まない。