くに‐まつり【国祭】
京都の賀茂神社の本祭。陰暦4月の吉日に行われた。賀茂神社は山城国の地主神であるところからいう。
くに‐み【国見】
天皇や地方の長(おさ)が高い所に登って、国の地勢、景色や人民の生活状態を望み見ること。もと春の農耕儀礼で、1年の農事を始めるにあたって農耕に適した地を探し、秋の豊穣を予祝したもの。「天の香具山登...
くに‐みたま【国御魂】
国土経営にかかわる神。くにたまの神。
くにみ‐だけ【国見岳】
熊本県・宮崎県の県境にある山。九州のほぼ中央、九州山地北部に位置する。標高1739メートルで、同山地および熊本県の最高峰。緑川・川辺(かわべ)川(熊本県)・耳川(宮崎県)などの分水界。南にある小...
くに‐めつけ【国目付】
江戸時代、主に幼少で家督をついだ大名の領国に、国政監視のために幕府から派遣された役人。
くに‐もち【国持】
1 「国持衆」の略。 2 「国持大名」の略。
くにもち‐しゅう【国持衆】
1 室町時代、将軍の一門や勲功のある譜代の大国の守護で、管領・相伴(しょうばん)衆以外の者の敬称。 2 ⇒国持大名
くにもち‐だいみょう【国持大名】
江戸時代、主に大領国を持ち、御三家に次ぐ家格を有した大名。前田・島津・伊達など18家(あるいは20家)あった。国大名。国持衆。
くに‐もと【国元/国許】
1 その人の郷里。故郷。「—の母からの便り」 2 大名の領地。本国。
くに‐もの【国者】
地方の人。また、同郷の人。「—どうしで国言葉を使うのは、もとより当然である」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉