ほう‐せい【芳声】
よい評判。名声。
ほう‐せい【鳳声】
1 鳳凰(ほうおう)の鳴き声。転じて、貴人の声。 2 他人を敬って、その伝言・音信をいう語。
ほそ‐ごえ【細声】
細く弱々しい声。かすかな声。「蚊の、—にわびしげに名のりて」〈枕・二八〉
ぼだい‐ごえ【菩提声】
菩提を求めて一心に念仏を唱える声。「殿上人の—もあやにくなるまで聞こえたり」〈栄花・さまざまの喜び〉
まいり‐おんじょう【参入音声/参音声】
雅楽で、楽人・舞人が所定の位置へ着くまでの間に奏する音楽。道楽(みちがく)の一種で、現在は久米舞(くめまい)・東遊(あずまあそ)びなどにみられる。⇔退出(まかで)音声。
まかで‐おんじょう【退出音声/罷出音声】
雅楽で、楽人・舞人が退出するときに演奏される音楽。舞楽の会では「長慶子(ちょうげいし)」が演奏される。⇔参入(まいり)音声。
まつ‐の‐こえ【松の声】
松風の音。松籟(しょうらい)。「陰にとて立ちかくるれば唐衣ぬれぬ雨降る—かな」〈新古今・雑中〉
む‐せい【無声】
1 音声を出さないこと。また、出ないこと。「—慟哭(どうこく)」⇔有声。 2 発音の際、声帯の振動を伴わないこと。⇔有声。
めい‐せい【名声】
名誉ある評判。ほまれ。「—を博する」「—に傷がつく」
もじ‐ごえ【文字声】
漢字の音。字音。音。こえ。