げ‐こう【外考】
律令制で、外位(げい)の人についての勤務評定。内位より昇進も遅かった。→内考
げ‐さく【外戚】
⇒げしゃく(外戚)
げ‐ざい【下在/下財/外在】
1 鉱山の坑夫。「金山(かなやま)の—なら何とする」〈伎・韓人漢文〉 2 下賤な仕事。また、それにたずさわる人。「この年月かかる—を仕り」〈幸若・烏帽子折〉
げ‐し【外史】
禅宗で、書記のこと。
げ‐しゃく【外戚】
母方の親類。がいせき。げさく。⇔内戚。「内戚にも—にも、女といふもののなむ乏しく侍る」〈宇津保・内侍督〉
げしゃく‐ばら【外戚腹/外借腹】
本妻以外の女の腹から生まれること。また、その生まれた子。めかけばら。妾腹(しょうふく)。「—の姫君、銀杏の前」〈浄・反魂香〉
げ‐しょ【外書】
仏教から見た仏教外の書物。外典(げてん)。
げ‐じゅつ【外術/下術】
外道(げどう)の術。魔法。幻術。「今は昔、京に—と云ふ事を好みて役とする下衆(げす)法師ありけり」〈今昔・二〇・九〉
げ‐じん【外塵】
仏語。眼・耳など六根の対象となる外的なもの。色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味・触(そく)・法の六塵。
げ‐じん【外陣】
神社・仏寺の内陣の外側で、一般の人々が礼拝する所。がいじん。⇔内陣。