あま‐の‐はら【天の原】
[名] 1 広々とした大空。「—ふりさけ見れば大君の御寿(みいのち)は長く天足らしたり」〈万・一四七〉 2 日本神話で、天上界のこと。高天原。「—石門(いはと)を開き神上がり」〈万・一六七〉 ...
あまのふとだま‐の‐みこと【天太玉命】
⇒太玉命(ふとだまのみこと)
あまのほあかり‐の‐みこと【天火明命】
日本神話で、天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)の子。尾張連(おわりのむらじ)の祖神。
あまのほひ‐の‐みこと【天穂日命】
日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)の子。天孫降臨に先立って、葦原(あしはら)の中つ国に遣わされたが、大国主命に味方して復命しなかった。出雲国造(いずものくにのみやつこ)らの祖神。天菩比神。
あまのみくまり‐の‐かみ【天水分神】
⇒水分神(みくまりのかみ)
あまのみなかぬし‐の‐かみ【天御中主神】
日本神話で、天地開闢(かいびゃく)のとき、高天原(たかまがはら)に最初に出現した神。造化の三神の一。中国で天の中心にいるという元始天尊の思想からつくられたとされる。
あまのみはしら‐の‐かみ【天御柱神】
国御柱神(くにのみはしらのかみ)とともに、奈良県生駒(いこま)郡三郷町にある竜田大社の祭神。風神。
あま‐の‐むらくものつるぎ【天叢雲剣】
三種の神器の一。日本神話で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が出雲国の簸川(ひのかわ)上流で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したときに、その尾から出たという剣。のちに、熱田神宮に祭られる。別称、草薙...
あま‐びこ【天彦】
やまびこ。こだま。一説に、天人とも。「—よ雲のまがきに言づてん恋の蛍は燃え果てぬべし」〈夫木・八〉
あまびこ‐の【天彦の】
[枕]「おと」にかかる。「—音羽(おとは)の山の」〈古今・雑体〉