ビンスワンガー【Ludwig Binswanger】
[1881〜1966]スイスの精神医学者・哲学者。ハイデッガーやブーバーの影響を受け、現象学的方法による精神分析の手法を創始。現存在分析の創始者。精神分析においてのクライアントとセラピストは世界...
ビート‐ジェネレーション【Beat Generation】
1950年代の米国を中心に現れた、物質文明を否定し、既成の社会生活から脱しようとする若者たち。また、その世代。文学運動としても発展し、ギンズバーグやケルアックなどが中心的存在となった。ビート派。
ビーモード‐へんこう【Bモード偏光】
宇宙背景放射の電磁波に存在すると予想される偏光成分の一。インフレーション宇宙論から導かれる原始重力波の四重極成分によって、渦状の偏光面をもつ。その強度は宇宙背景放射の温度揺らぎ(密度揺らぎ)によ...
ピネン【pinene】
テルペンの一。多くの精油中に存在し、テレビン油の主成分。無色で芳香があり、塗料の溶剤や合成樟脳(しょうのう)・人工香料の原料にする。
ピュシス【(ギリシャ)physis】
《自然の意》人間の主観を離れて独立に存在し、変化する現象の根底をなす永遠に真なるもの。古代ギリシャの哲学者たちが神話的世界観から脱却したとき、最初の主題になった。フュシス。→ノモス
ピリミジン‐えんき【ピリミジン塩基】
ピリミジンの誘導体である一群の塩基性物質。生体に核酸の塩基成分としてヌクレオチドの形で存在し、シトシン・ウラシル・チミンなどがある。
ピルビン‐さん【ピルビン酸】
《pyruvic acid》有機酸の一。酢酸臭のある無色の液体。ぶどう酸か酒石酸を硫酸水素カリウムとともに加熱すると得られる。生体内に広く存在し、物質代謝の中間産物。解糖によって生じ、無酸素状態...
ピーたいエヌピー‐もんだい【P対NP問題】
コンピューターの計算理論における未解決問題の一つ。多項式時間以内で解けるアルゴリズムが存在するクラスPの問題と、多項式時間以内で効率よく解けるアルゴリズムは見つかっていないが、ある解があらかじめ...
フェニックス【(ラテン)phoenix】
1 エジプト神話の霊鳥。アラビアの砂漠にすみ、500年に1回、みずから火中に入って焼かれ、その灰の中から若い姿で再生するといわれる。不死鳥。 2 ヤシ科ナツメヤシ属の植物の総称。カナリーヤシ・セ...
フェルマ‐の‐さいしゅうていり【フェルマの最終定理】
整数論上の難問とされていたフェルマの命題で、「nが3以上の自然数のとき、Xn+Yn=Znを満たす自然数X, Y, Zは存在しない」というもの。フェルマ予想。フェルマの大定理。1994年に米国プリ...