くう‐だい【空大】
仏語。五大・六大の一。無礙(むげ)(何物にも妨げられないこと)を本性とし、無障(障りとならないこと)を働きとして、万物の存在を可能にしているもの。
くう‐はく【空白】
[名・形動] 1 書類などの書き込むべきところに、何も書いてないこと。また、その部分。 2 継続しているものの一部分が欠けていること。何も存在しないこと。また、そのさま。ブランク。「記憶の—を埋...
くうはく‐ちたい【空白地帯】
あるものが存在しない地帯。広く普及しているものが、そこだけ欠けている地帯。「鉄道の—」「権力の—」
くう‐まい【空米】
現物として存在しない帳簿上の米。また、その米を取引すること。⇔正米(しょうまい)。
クオーク【quark】
ハドロンを構成している基本粒子。単独では存在できないがハドロン内に実在するとされる。全部で6種類あり、すべての物質はクオークと電子・ニュートリノなどのレプトンからなる。
クオーク‐の‐とじこめ【クオークの閉(じ)込め】
クオークは単独の自由粒子として存在しないという性質。クオークは、直接観測にかからない色荷(カラーチャージ)とよばれる自由度をもち、強い相互作用によって結びついてハドロンを構成する。量子色力学によ...
くす・む
[動マ五(四)] 1 黒ずんだ渋い色になる。または、すすけたようなさえない色になる。「—・んだ茶色」 2 目立たない地味なようすになる。「—・んだ存在」 3 生気を失う。もの思いに沈む。「暗く—...
国(くに)破(やぶ)れて山河(さんが)あり
《杜甫「春望」から》国は戦乱によってぼろぼろに破壊されつくしたが、山や川はもとの姿のままで存在している。 [補説]「国敗れて山河あり」と書くのは誤り。
くらいたいよう‐の‐パラドックス【暗い太陽のパラドックス】
地球が誕生して間もない40億年前に、太陽の明るさが現在に比べて70パーセント程度であったにもかかわらず、地球全体が凍結せず、海が存在していたという事実に対する地球科学上の矛盾。実際には原始大気中...
クランプト‐どういたい【クランプト同位体】
《clumped Isotope》一つの分子に二つ以上の重い同位体を含むもの。メタンの場合、炭素13と重水素を含むものが最も存在度が高く、その同位体比から生成時の温度を知ることができる。クランプ...