げんえい‐し【幻影肢】
四肢の一部を切断したのに、まだ存在しているかのように感じられる現象。幻覚肢。幻肢。
げんかい‐じょうきょう【限界状況】
1 ヤスパースの実存哲学における重要概念。人間存在としての実存が避けることのできない死・苦悩・争い・罪などに直面している状況。極限状況。 2 従来の環境への適応手段が、全く役立たなくなった状況。...
げんがい‐けんびきょう【限外顕微鏡】
普通の顕微鏡では見分けられない微粒子に、特殊な照明装置による光を当て、その散乱光によって存在や運動状態を知る顕微鏡。暗視野顕微鏡。
げん‐ざい【現在】
[名](スル) 1 過去と未来の間。過去から未来へと移り行く、今。また、近い過去や未来を含む、今。副詞的にも用いる。「数千年の時を経て—に至る」「—のところ見通しは立っていない」「—、出張中です...
げんし‐いっしんかん【原始一神観】
未開民族にも至高神信仰や一神教が存在し、それが宗教の原初形態であるとする宗教学説。
げんし‐きょうさんせい【原始共産制】
階級分化の行われる以前の原始社会に存在したと推定される社会体制。血縁関係を基礎に土地や生産手段を共有し、共同で生産・分配・消費を行うもの。
げんし‐じゅうりょくは【原始重力波】
インフレーション宇宙論から導かれる時空構造のゆらぎに伴う重力波。宇宙創成直後に生じた量子ゆらぎが時空構造に作用し、インフレーションによる急激な加速膨張によってゆらぎが拡大され、特有のパターンをも...
げんし‐せつ【原子説】
物質を連続的なものとみる説に対して、不連続的なものとみなし、物質は最小の単位である原子からできているとする説。19世紀初頭、英国のJ=ドルトンが科学的な原子説を提唱、その後原子の存在が実証されて...
げんしょう‐ろん【現象論】
1 ㋐我々が認識できるものは現象だけで、本体そのものは認識できないという説。 ㋑我々の認識できる現象そのものが実在で、そのほかに本体は存在しないとする説。現象主義。 2 事物の表面的な現れだけを...
げんじつ‐かい【現実界】
事実として存在する世界。現実の世界。