せんちょう‐がん【閃長岩】
深成岩の一。カリ長石・曹長石を主とし、若干の黒雲母(くろうんも)・角閃石・輝石などを含む、完晶質で粗粒の白っぽい岩石。
せんでん‐がん【閃電岩】
落雷によって砂や土が高温で溶け、速やかに冷えて固まった岩石。石英ガラスが管状になったものや、樹枝状になったものなどが見つかっている。雷管石。フルグライト。
せんまい‐がん【千枚岩】
変成岩の一。泥質岩起源の細粒で薄くはがれやすい岩石。石英・絹雲母(きぬうんも)・黒雲母・緑泥石などが主成分。低温の広域変成作用でできたもので、変成の程度は粘板岩と結晶片岩との中間。
せんりょく‐がん【閃緑岩】
深成岩の一。花崗岩(かこうがん)に似るが、有色鉱物が多くやや黒っぽい。斜長石・角閃石が主で、輝石や黒雲母(くろうんも)を含むものもある。完晶質で粗粒ないし中粒。
そうかい‐がん【層灰岩】
火山灰と泥などの砕屑(さいせつ)物とが混合して、水底に堆積(たいせき)・固結してできた堆積岩。
そめん‐がん【粗面岩】
火山岩の一。灰白・淡緑・淡紅色などを呈し、斑晶はアルカリ長石が主で、斜長石・黒雲母(くろうんも)・角閃石(かくせんせき)などがある。石基はアルカリ長石の短冊状の小さな結晶がほぼ平行に配列し、斑晶...
たいせき‐がん【堆積岩】
堆積し固まってできた岩石。成因により砕屑(さいせつ)岩・火山砕屑岩・生物岩・化学岩に大別され、砂岩・凝灰(ぎょうかい)岩・石灰岩・チャートなどがある。水成岩。沈積岩。成層岩。→火成岩 →変成岩
だいち‐げんぶがん【台地玄武岩】
⇒洪水玄武岩
ちびき‐の‐いわ【千引きの岩】
千人もの多人数で引くほどの重さの岩。千引きの石。「—にあらずとも転(まろ)ばし得べき例(ためし)あらんや」〈藤村・春〉
ちゅうせい‐がん【中性岩】
火成岩のうち、二酸化珪素(けいそ)の含有量が酸性岩と塩基性岩との中間で、52〜66パーセントのもの。閃緑(せんりょく)岩・安山岩など。