はつえん‐りゅうさん【発煙硫酸】
濃硫酸に多量の三酸化硫黄を吸収させたもの。粘度の高い油状の液体。常温で三酸化硫黄の白煙を出す。接触法による硫酸製造の際に得られ、染料・火薬・薬品などの原料とする。
ばん‐きん【板金/鈑金】
1 切り金の一。金を板のように薄く打ち延ばしたもの。 2 金属板や帯板を、常温のまま曲げたりしぼったりして加工すること。
ひかりりょうし‐コンピューター【光量子コンピューター】
光子の量子的な性質を利用した量子コンピューター。常温でも安定して動作し、量子もつれによる誤り訂正が可能。ループ状にした光回路を1量子ビットの基本単位とするループ型光量子コンピューターの研究が進め...
ヒート‐パイプ【heat pipe】
金属管の中に中空の筒を内装し、常温付近で液化または気化する揮発性の低沸点媒体を封入したもの。小さな温度差でも多量の熱を輸送できる。熱パイプ。
フェライト【ferrite】
1 酸化鉄(Ⅲ)と金属との複合酸化物。一般式MO・Fe2O3(Mは二価の金属)で表される。磁鉄鉱などがあり、磁性材料として広く利用。 2 常温で強磁性をもつ体心立方構造のα(アルファ)鉄、および...
フラックスゲート‐センサー【fluxgate sensor】
パーマロイなどの軟質磁性体の一次コイルに交流電流を通し、外部磁場の大きさに比例して二次コイルに発生する電圧を測る磁力計。常温でも極めて高感度で小型化が容易であり、携帯電話の電子コンパスや地球科学...
ブローン‐アスファルト【blown asphalt】
石油の精製過程でできるストレートアスファルトに重質油を混合して加熱し、空気を吹き込んで酸化させたアスファルト。改質アスファルトの一種。常温で固体を保ち、弾力性に富む。防水・防湿目的で使用される。
ヘキサデセン【hexadecen】
不飽和炭化水素の一。常温で無色の液体。セテン。
ほうしゃせん‐じゅうごう【放射線重合】
X線・γ(ガンマ)線・電子線などの放射線の照射によって引き起こされる重合反応。常温・常圧でも起こるので、各種の高分子化合物の製造に利用。
ほう‐そ【硼素】
硼素族元素の一。黒褐色の硬い固体。常温では安定で、化学的性質は珪素(けいそ)に似る。多数の同素体が知られ、天然には硼酸などとして存在する。高純度のものはp型半導体などに使用。元素記号B 原子番号...