うおつき‐りん【魚付(き)林】
保安林の一。魚類の繁殖と保護を目的に、伐採を制限または禁止している岸近くの森林。木につく虫・微生物が水中に入ってえさとなり、また水面上に大きな影を落とし、魚類の好む暗所をつくる。うおつきばやし。
うき‐だい【浮き鯛】
春の大潮のときに、多数の鯛が浮き上がること。また、その鯛。潮流などの影響で水圧が急に減少し、浮き袋の調整ができなくなるために浮く。《季 春》
うきよ‐え【浮世絵】
江戸時代の風俗、特に遊里・遊女・役者などを描いた絵。江戸の庶民層を基盤に隆盛した。肉筆画と木版画があり、特に版画は菱川師宣(ひしかわもろのぶ)に始まり、鈴木春信らによる多色刷りの錦絵(にしきえ)...
うご・く【動く】
[動カ五(四)] 1 ものの位置が変わる。移動する。「雲が—・く」「—・かないでここで待ちなさい」 2 地位などが変わる。異動する。「職場を—・く」「別のポストに—・く」 3 もとが固定している...
うし‐かいめんじょうのうしょう【牛海綿状脳症】
ウシの脳が萎縮して海綿状(すき間が多数あるスポンジ状)になる感染性の中枢神経疾患。異常型プリオンが原因で発症するといわれ、発症後は運動機能の低下や異常行動を起こし、死に至る。感染したウシを原料と...
氏(うじ)より育(そだ)ち
家柄や身分よりも、育った環境やしつけのほうが人間の形成に強い影響を与えるということ。
うずら‐の‐とこ【鶉の床】
ウズラの臥(ふ)す所。野宿すること、また、むさくるしい寝所のたとえ。「風はらふ—は夜寒にて月影さびし深草の里」〈新千載・秋上〉
歌(うた)は世(よ)につれ世(よ)は歌(うた)につれ
歌は世の成り行きにつれて変化し、世のありさまも歌の流行に影響される。
うち‐しお・れる【打ち萎れる】
[動ラ下一][文]うちしを・る[ラ下二] 1 草木が生気なくしぼんだ状態になる。「炎天続きで庭の草花が—・れる」 2 気力がくじける。しょげかえる。「伴侶を失い見る影もなく—・れる」 3 衣服が...
うち‐みず【打(ち)水】
[名](スル)道や庭に水をまくこと。水撒(ま)き。また、その水。特に、夏の夕方などに涼をとるためにまく。《季 夏》「—や砂に滲みゆく樹々の影/亜浪」