あま‐そうぞく【雨装束】
雨を防ぐための身じたく。あましょうぞく。「迎への人、蓑笠(みのかさ)ありとて…—などして」〈檜垣嫗集・詞書〉
いかん‐そく【維管束】
シダ植物と種子植物にあって、篩部(しぶ)と木部からなり、道管・仮道管・篩管などを含む組織の集まり。束状となって根・茎・葉を貫き、水や養分の通路となるほか、体を支持する。管束。
いっ‐そく【一束】
1 ひとまとめにすること。また、たばねたもの一つ。ひとたば。→束 2 握りこぶしの親指を除いた指4本の幅。矢の長さの単位として用いる。 3 竹・薪・稲や紙の連などの10把(ぱ)。 4 《野菜など...
いつ‐しょうぞく【五装束】
5種からなる、ひとそろいの武具。普通には鎧(よろい)・鉢巻き・籠手(こて)・脛楯(はいだて)・臑当(すねあ)てをいう。五具足。
いな‐づか【稲束】
刈り取った稲をたばねたもの。いなたば。いねたば。
うす‐やくそく【薄約束】
まだ確かではない約束。仮の約束。「しかじかの事ども—して帰れば」〈浮・一代男・一〉
うら‐やくそく【裏約束】
1 表向きにできない約束。 2 遊里で、遊女と初会のときに再度会うという約束を結ぶこと。「裏を返す」という約束。「初会のいりめ、—、三会目の床花」〈黄・金生木〉
えだ‐づか【枝束】
屋根を支える小屋組みで、陸梁(ろくばり)と合掌の間に斜めに張り渡した束柱(つかばしら)。方杖(ほうづえ)。
えび‐づか【海老束/蝦束】
違い棚の、上下の棚板をつなぐ細く短い柱。雛束(ひなづか)。
えん‐づか【縁束/縁柄】
縁框(えんがまち)を支えるため、その下に立てる短い柱。