でん‐かい【電解】
[名](スル)「電気分解」の略。
でんかい‐えき【電解液】
電気分解の際に電解槽の中に入れる電解質溶液。また、電池の電極液のこと。
でんかい‐けんま【電解研磨/電解研摩】
電気分解を利用する研摩法。電解液中の陽極(アノード)に工作する金属、陰極(カソード)に不溶性の金属を設置し、直流電流を流して表面が溶解することにより平滑な面を得る。
でんかいしつ‐ようえき【電解質溶液】
電解質が溶け込んだ液体の総称。一般に電解質の水溶液を指す。水以外ではアンモニア、過酸化水素などがある。電気伝導性があり、電流を流すと電気分解が生じる。
でんかい‐せいれん【電解精錬】
電気分解により、目的とする金属をイオンとして含む水溶液から析出する精錬法。銅のほか、銀、金、錫(すず)、鉛、ニッケルなどで行われる。
でんかい‐そう【電解槽】
電気分解を行うために、電極・電解液などを入れる容器。電槽。
でんかい‐ふしょく【電解腐食】
印刷で、電気分解による腐食作用を利用して写真凸版を作ること。
でんきかがく‐とうりょう【電気化学当量】
電気分解のとき、1クーロンの電気量によって析出する原子または原子団のグラム数。
でんき‐にじゅうそう【電気二重層】
ある面の両側に正負の電荷がそれぞれ等密度で連続的に分布したもの。電気双極子の正負の向きを揃えて並べた状態に等しい。通常、異種の物質が接触する部分や、電気分解における電極と電解液の界面などに生じる。
でんきぶんかい‐の‐ほうそく【電気分解の法則】
⇒ファラデーの電気分解の法則