ちゅうすう‐おんど【中枢温度】
⇒深部体温
てんい‐おんど【転移温度】
相転移が生じる温度。気相、液相、固相間の構造的な転移や、電気伝導における常伝導から超伝導への転移が起こる温度などを指す。→転移点
でんし‐おんど【電子温度】
プラズマなどで、自由電子のエネルギー分布に対応する温度。非平衡状態ではイオン温度と大きく異なる値をもつ。
なんか‐おんど【軟化温度】
⇒軟化点
ねつりきがく‐おんど【熱力学温度】
個々の物質の特性によらず、熱力学の法則から理論的に定められた温度。絶対温度のこと。
ネール‐おんど【ネール温度】
反磁性体で反磁性から常磁性への移行を生じる温度。フランスの物理学者L=ネールが理論的に解明。1970年、ネールは同業績を含む磁性の研究でノーベル物理学賞を受賞。ネール点。
ひょうじゅん‐おんど【標準温度】
⇒標準状態
ふ‐おんど【負温度】
原子や分子の集まりが、エネルギーが低い状態より高い状態により多く分布していること。熱力学的な平衡からは離れており、過渡的な状態として実現する。光ポンピングを受けた原子や分子の集団は負の温度であり...
ふ‐の‐おんど【負の温度】
⇒負温度
ブラックホール‐おんど【ブラックホール温度】
1974年に英国の物理学者S=ホーキングが提唱した、ブラックホールからの熱的な放射(ホーキング放射)に対応する温度。放射の絶対温度Tは、ブラックホールの質量Mに反比例するため、ブラックホールが放...