あわび‐のし【鮑熨斗】
アワビの肉を薄く裂いて乾燥させ、引き伸ばして作った熨斗。初め神前に供えたが、のちには広く祝儀にも用いる。
いちもんじ‐ぎく【一文字菊】
菊の栽培品種の一。一重咲きで、幅の広い花びらが水平に開いて咲くもの。御紋章菊。広熨斗(ひろのし)。平台(ひらだい)。
いわい‐の‐ぜん【祝(い)の膳】
祝儀のときに出される膳。熨斗(のし)・昆布・勝ち栗(ぐり)をつける習慣がある。
おり‐のし【折り熨斗】
熨斗の一。小形の方形の紙を、熨斗包みの形に折り、中に熨斗鮑(あわび)の小片を貼り付けたもの。
かき‐のし【書き熨斗】
贈り物の上包みに、熨斗をつける代わりに「のし」と書いたもの。
かけ‐がみ【懸(け)紙】
1 贈答品の上包みに用いる紙。多く熨斗(のし)や水引(みずひき)などの形が印刷してある。また、仕出し弁当の折などを包む紙。 2 巻き紙などに書いた書状や文書(もんじょ)を包む紙の総称。時には礼紙...
かざり‐さんぼう【飾り三方】
年始の客に出す三方。熨斗鮑(のしあわび)・昆布を飾った硯蓋(すずりぶた)と白木の箸(はし)をのせる。
くちとり‐ざかな【口取り肴】
饗膳(きょうぜん)で吸い物とともに、最初に出す皿盛り物。かまぼこ・きんとんや魚・鳥・野菜の類を、甘みをきかせて調理したもの。3品から9品まで奇数で取り合わせる。古式の本膳(ほんぜん)料理では、勝...
こんぶ‐のし【昆布熨斗】
コンブを熨斗として用いたもの。こぶのし。
しぶかわ‐ふとおり【渋川太織】
群馬県渋川地方で産する平織物。縱糸に玉糸、横糸に熨斗(のし)糸などを使ったもの。