り‐そく【理即】
仏語。六即の第一の位。仏性を備えながらこれを知らず、迷いの世界にあって生死輪廻(しょうじりんね)をしている凡夫の位。
り‐たい【理体】
1 仏語。万物の本体。 2 「本体4」に同じ。
り‐ち【理知/理智】
1 理性と知恵。また、本能や感情に支配されず、物事を論理的に考え判断する能力。 2 (理智)仏語。真如の理と、それを悟る智慧。
りち‐てき【理知的】
[形動] 1 理知によって冷静に物を考え、行動するさま。「—な人」 2 理知に富んでいるようにみえるさま。「—な顔立ち」
り‐づめ【理詰め】
思考・議論などを、論理・理屈で押し通すこと。「—で追及する」「—の論法」
理(り)に落(お)・ちる
話が理屈っぽくなる。「そんな結末では話が—・ちてつまらない」
理(り)に勝(か)って非(ひ)に落(お)・ちる
道理で論に勝ちながら、実際には負けとなる。理を以て非に落ちる。
理(り)に適(かな)・う
理屈・道理に合う。「—・ったやり方」
理(り)に詰(つ)ま・る
1 道理をもってせめられ、何も言えなくなる。 2 話が理屈っぽくてつまらなくなる。
り‐ねん【理念】
1 ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。「憲法の—を尊重する」 2 哲学で、純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。プラトンのイデアに由来。イデー。