あしもと‐がわら【足元瓦】
鬼瓦の左右に置かれて、鬼瓦を支える飾り瓦。雲・波・渦・若葉などの模様が多い。鰭(ひれ)。
あぶみ‐がわら【鐙瓦】
軒丸瓦(のきまるがわら)のこと。
あまぶた‐がわら【雨蓋瓦】
屋根の隅棟(すみむね)の端で瓦の合する所を覆う瓦。
あん‐が【鞍瓦】
⇒鞍橋(くらぼね)
いし‐がわら【石瓦】
粘板岩などの石材でつくった屋根瓦。
いちもんじ‐がわら【一文字瓦】
軒先に用いる桟瓦(さんがわら)の一。軒先側の下端が直線になっているもの。
いとまる‐がわら【糸丸瓦】
丸瓦のうち、最も細い直径7センチ前後のもの。築地塀(ついじべい)などに用いる。糸丸。
うつぼ‐がわら【靫瓦】
屋根の谷または本瓦葺(ぶ)きに用いる瓦。両端が翼をもつ「凵」の形をなすが、中央がやや湾曲している。
おおさか‐がわら【大阪瓦】
宮殿・神社・仏閣などの屋根に用いる大形の瓦。広間物(ひろまもの)。櫓物(やぐらもの)。
お‐がわら【牡瓦／男瓦】
本瓦葺(ぶ)きで用いる半円筒形の瓦。牝瓦(めがわら)と組み合わせ、凹面を下向きに伏せて葺く。丸瓦。筒瓦。海鼠(なまこ)瓦。→牝瓦
