おい‐たち【生(い)立ち】
1 育ってゆくこと。成長すること。「子供の—を見守る」 2 成人するまでの過程・経歴。「—を語る」
おい‐た・つ【生(い)立つ】
[動タ五(四)] 1 草木が生えて大きくなる。「ある年のちょうど若苗の—・つころ」〈堀辰雄・かげろふの日記〉 2 伸び育つ。成長する。「加茂川の水柔らかなる所に—・ちて」〈露伴・風流仏〉
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おい‐つ・ぐ【生ひ継ぐ】
[動ガ四]次々と生え代わる。「臣(おみ)の木も—・ぎにけり」〈万・三二二〉
おい‐なお・る【生ひ直る】
[動ラ四]成長するにつれて、悪かったものが改まりよくなる。「人目にすこし—・り給ふかなと見ゆるを」〈源・蜻蛉〉
おい‐な・る【生ひ成る】
[動ラ四]成長する。育つ。成人する。「いと美しう—・りにけり」〈更級〉
おい‐のぼ・る【生ひ上る】
[動ラ四]草木などが生長して丈が高くなる。「しげき蓬(よもぎ)は、軒をあらそひて—・る」〈源・蓬生〉
おい‐まさ・る【生ひ優る】
[動ラ四]成長するにつれて容姿が美しくなる。「沼水に君は生ひねど刈る菰(こも)のめに見す見すも—・るかな」〈平中・三七〉
おい‐ゆ・く【生ひ行く】
[動カ四]育っていく。成長していく。「初草の—・く末も」〈源・若紫〉
お・う【生ふ】
[動ハ上二]草や木などが生ずる。生え伸びる。「ぬばたまの夜のふけゆけば久木(ひさぎ)—・ふる清き川原に千鳥しば鳴く」〈万・九二五〉
お・える【生へる】
[動ハ下一]《「お(生)う」(上二)の下一段化》 1 はえる。「庭に桑の木一夜に—・へて」〈太平記・三〇〉 2 陰茎が勃起(ぼっき)する。「男根の—・へるを陸梁すると云ふほどにぞ」〈史記抄・秦始...