こうふ‐きんばん【甲府勤番】
江戸幕府の職名。老中の下に属し、幕府直轄の甲府城警固に当たった。多く小普請組から任じられ、のちには江戸から左遷された者が命じられた。
こうふきんばん‐しはい【甲府勤番支配】
江戸幕府の職名。甲府に在住し、甲府勤番の職務を統轄し、府中の一切の政務をつかさどった。
こうふ‐し【甲府市】
⇒甲府
こうふ‐じょう【甲府城】
甲府市にあった城。天正11年(1583)、徳川家康が築城を開始。途中浅野長政らが引き継ぎ、慶長5年(1600)完成。舞鶴城。
こうふ‐ぼんち【甲府盆地】
山梨県中央部、甲府市を中心とする盆地。ブドウ・桃の産地。
こう‐へい【甲兵】
1 武器。「軍馬を蓄え—を蓄え」〈田口・日本開化小史〉 2 武装した兵士。
こう‐や【甲夜】
五夜(ごや)の一。およそ今の午後7時または8時から2時間をいう。戌(いぬ)の刻。初更(しょこう)。
こうようぐんかん【甲陽軍鑑】
江戸初期の軍学書。20巻。武田信玄の臣、高坂昌信の著述というが、小幡景憲(おばたかげのり)編纂説が有力。信玄を中心とし、甲州武士の事績・心構え・理想を述べたもの。
こう‐ら【甲羅】
1 《「ら」は接尾語》カメ・カニなどの背中の部分を覆う硬い殻。甲。 2 人の背中。 3 《「功」「劫」にかけて》年の功。長い経験。
甲羅(こうら)が生(は)・える
長年の経験から要領よくなったり、ずるくなったりする。「—・えた古参社員」