てん【篆】
「篆書(てんしょ)」に同じ。
てん【篆】
[音]テン(漢) 漢字の書体の一。「篆刻・篆書・篆文/小篆・大篆」
てん‐がく【篆額】
石碑などの上部に篆書で書かれた題字。
てん‐こく【篆刻】
[名](スル)石・木などの印材に字を刻すること。書画などに用いる印章に、多く篆書体の文字を刻するのでいう。印刻。
てん‐しょ【篆書】
中国で秦以前に使われた書体。大篆と小篆とがあり、隷書・楷書のもとになった。印章・碑銘などに使用。篆。
てん‐じ【篆字】
篆書体の文字。篆文。→篆書
てん‐ぶん【篆文】
篆書体の文字。篆字。篆。
てん‐れい【篆隷】
篆書と隷書。
てんれいばんしょうめいぎ【篆隷万象名義】
日本に現存する最古の漢字字書。6帖30巻。空海撰。天長7年(830)以降成立。約1万6000字の漢字を542部に分類し、字音を表す反切と漢字注を施したもの。