えほんつれづれぐさ【絵本徒然草】
橋本治の文、田中靖夫の絵による絵本。平成2年(1990)刊行。兼好の「徒然草」を独特の口語体で訳した作品。
えほん‐ばんづけ【絵本番付】
芝居番付の一。序幕から大詰めまでの場面を描き、主な役名・役者名などを書き入れた小冊子。寛保(1741〜1744)ごろから明治中期まで行われた。芝居絵本。芝居絵双紙。えばんづけ。
え‐ぼうしょ【絵奉書】
1 淡彩で草花などを描いてある奉書紙。祝儀用。 2 錦絵(にしきえ)の色刷りなどに用いられる上質の奉書紙。
え‐ま【絵馬】
祈願や報謝のために、社寺に奉納する絵の額。生きた馬の代わりに絵に描いて奉納したのが始まりといわれる。屋根形の小絵馬や大形の額絵馬などがある。 [補説]曲名別項。→絵馬
えま【絵馬】
謡曲。脇能物。金春(こんぱる)以外の各流。節分の夜、伊勢斎宮で白馬・黒馬の絵馬を掛けて農作を占う風習に、天の岩戸の故事を添えて脚色したもの。えんま。
えま‐いしゃ【絵馬医者】
《往診するふりをして、暇つぶしに社寺の絵馬を見て歩くというところから》はやらない医者をからかっていう語。「人には—といはれて、口惜しかりし」〈浮・永代蔵・二〉
え‐まき【絵巻】
経典の絵解き、社寺の縁起、高僧の伝記、説話や作り物語などを絵に描き、変化する画面を鑑賞する巻物。ふつう、画面を説明する詞書(ことばがき)を絵と交互に書き添える。奈良時代に始まり、平安・鎌倉期に盛...
えまき‐もの【絵巻物】
「絵巻」に同じ。
えま‐どう【絵馬堂】
寺社などで、奉納された絵馬を掲げておく建物。絵馬殿(えまでん)。額堂。
え‐めん【絵面】
絵。絵図。絵画。→絵面の見得