ふり‐なわ【振(り)縄】
《「ぶりなわ」とも》縄に多数の木片を付け、その木片が海中で揺れ動いて底魚を網に追い入れる漁具。巻き網などで使う。
ほうびき‐なわ【宝引き縄】
宝引きに使用する細い縄。
ほ‐じょう【捕縄】
犯人の逮捕、受刑者・刑事被告人・被疑者の連行などに用いるなわ。とりなわ。
ほん‐なわ【本縄】
罪人に縄をかけるとき、正式な方法で縛ること。また、その縄の掛け方。「もうこの上は了簡なしと、—に縛りあげ」〈浄・丹波与作〉
みくり‐なわ【三稜草縄】
ミクリが水に漂って、縄のようによれて見えるもの。「水錆(みさび)ゐる浅沢沼の—苦しき世には住まれやはする」〈新千載・雑中〉
みず‐なわ【水縄】
1 「水糸(みずいと)」に同じ。 2 検地用具の一。土地の面積を測るときに用いる縄。
みちび‐なわ【道火縄】
火薬の導火線。みちび。
み‐なわ【身縄/水縄】
和船で、帆桁の中央に結びつけ、帆柱の先端の滑車を通して船尾に引き、帆を上下させる縄。
むぎ‐なわ【麦索/麦縄】
1 「索餅(さくべい)」に同じ。〈和名抄〉 2 素麺(そうめん)、または冷や麦のこと。「夏の頃ほひ、—多く出で来けるを」〈今昔・一九・二二〉
もがり‐なわ【強請縄】
金品をゆするため、人を通さないように張った縄。「里の真中に一条の—を引渡し」〈読・八犬伝・四〉