ちゅうよう‐とっき【虫様突起】
虫垂(ちゅうすい)の旧称。
ちゅう‐ろう【虫蝋】
⇒水蝋蝋(いぼたろう)
ふし‐だに【虫癭蜱/付子蜱/五倍子蜱】
フシダニ科のダニの総称。体は蛆虫(うじむし)形で、淡黄色から橙(だいだい)色をし、足が二対しかない。種々の植物に寄生し、葉を枯らしたり虫瘤(むしこぶ)を作ったりする。
むし【虫】
1 人類・獣類・鳥類・魚貝類以外の小動物の総称。特に、昆虫をいう。 2 美しい声で鳴く昆虫。スズムシ・マツムシなど。「—の音(ね)」《季 秋》「鳴く—のただしく置ける間なりけり/万太郎」 3 衣...
むし‐あお【虫襖】
襲(かさね)の色目の名。表は青黒、裏は二藍(ふたあい)または薄色。
むし‐あわせ【虫合(わ)せ】
1 物合わせの一。いろいろの虫を持ち寄って、その鳴き声や姿の優劣を競う遊び。虫尽くし。《季 秋》 2 歌合わせの一。左右に分かれて、それぞれ持ち寄った虫にちなむ歌を詠み、その優劣を競う遊び。
むし‐いり【虫入り】
虫が冬眠のために地中に入ること。また、そのころに鳴る雷。
むし‐うり【虫売り】
夏から秋のころ、ホタルやスズムシなどの虫を売ること。また、それを業とする人。《季 秋》「—の荷が映り居り潦(にはたづみ)/虚子」
むし‐えらび【虫選び】
嵯峨野などへ行き、虫合わせのための虫をとって宮中へ奉ったこと。
むし‐おくり【虫送り】
農作物、特に稲の害虫を追い払う呪術(じゅじゅつ)行事。たいまつをともしたり、実盛(さねもり)とよぶわら人形を担いだりして、鉦(かね)・太鼓をたたいてはやし、村境まで送って行く。稲虫送り。実盛送り...