ききゃく‐るい【鰭脚類】
食肉目に属する、四肢がひれ状をした哺乳類の総称。繁殖期以外は水中で生活することが多く、海洋と一部の大きな湖に分布。アシカ・セイウチ・アザラシ各科が含まれる。ひれあしるい。
き‐きょく【鰭棘】
魚類のひれを支えている先のとがった骨質のもの。
き‐こつ【鰭骨】
⇒担鰭骨(たんきこつ)
き‐じょう【鰭条】
魚類のひれを支える線状の組織。担鰭骨(たんきこつ)から、ひれの外縁に向かって、平行または放射状に出ているもの。ひれすじ。
はた【鰭】
魚のひれ。「鵜川(うかは)立ち取らさむ鮎(あゆ)のしが—は我にかき向け思ひし思はば」〈万・四一九一〉
はた‐いた【鰭板/端板】
1 庇(ひさし)の両側、縁側の先端などに用いる板。 2 壁・脇障子・板塀の羽目板。
はた‐そで【端袖/鰭袖】
袍(ほう)・狩衣(かりぎぬ)・直垂(ひたたれ)などで、袖幅を広くするため、袖口にもう一幅(ひとの)または半幅つけ加えた袖。
はた‐で【鰭手】
魚のひれ、または衣の袖。「潮瀬の波折(なをり)を見れば遊び来る鮪(しび)が—に妻立てり見ゆ」〈武烈紀・歌謡〉
はた‐の‐さもの【鰭の狭物】
ひれの狭い魚。小さい魚。→鰭の広物(ひろもの)
はた‐の‐ひろもの【鰭の広物】
ひれの広い魚。大きな魚。「—、鰭の狭物(さもの)を追ひ集めて」〈記・上〉