ござござ‐ぶね【ござござ船】
《人がごちゃごちゃ入りまじって乗るところから》乗り合い船。「老いも若いも下人も主も、男女が—に」〈浄・今宮の心中〉
ご‐ざしょ【御座所】
天皇など高貴な人の居室。おましどころ。御座の間。
ござ‐そうろ・う【御座候ふ】
[動ハ四]《「ござある」の「ある」を「候ふ」にしたもの》 1 「ござある」の尊敬語・丁寧語。いらっしゃいます。ございます。「山居し給ふお僧の—・ふが」〈謡・芭蕉〉 2 (補助動詞)補助動詞「ござ...
ござっそ【五雑俎/五雑組】
中国、明末の随筆。16巻。謝肇淛(しゃちょうせい)著。1619年成立。明代の政治・経済・文化・科学などを、天・地・人・事・物の5類に分けて考証したもの。
ござ‐づつみ【茣蓙包み】
1 ござで包むこと。また、その包んだもの。 2 江戸時代、乗り物を許された大名以下の武士が通常用いた駕籠(かご)。御座包み。
ござ‐な・い【御座無い】
[形][文]ござな・し[ク]《「御座」+形容詞「ない」から》 1 「ない」の意の丁寧語。ありません。「いやいやさやうの事では—・い」〈虎清狂・薬水〉 2 「いない」の意の尊敬語。いらっしゃらない...
ござ‐なおし【御座直し】
1 謁見のときに主君が自らの座を移して、相手に敬意を表すこと。「—の侍、御目見得の時、君の御座を直し給ふは臣下の面目也」〈松屋筆記〉 2 《御寝所を整える女の意から》めかけ。「この奉公に出る女を...
ござ‐の‐ま【御座の間】
1 貴人の着座する正面の間。 2 貴人のふだんいる部屋。御座所。
ござ‐ぶね【御座船】
1 貴人の乗る船。また、将軍や大名などの乗る豪華な船。 2 川遊びの屋形船。「芝居の果てより—をさし寄せ」〈浮・一代女・三〉
ござ‐むしろ【茣蓙筵】
「茣蓙」に同じ。