じょう‐ず【上手】
[名・形動] 1 物事のやり方が巧みで、手際のよいこと。また、そのさまやその人。「字を—に書く」「テニスの—な人」「時間の使い方が—だ」「聞き—」「三国一の舞いの—」⇔下手(へた)。 2 口先で...
じょう‐ず【上図】
上に掲げてある図。「—参照」
じょう‐ず【上種/上衆】
身分のよい人。貴人。上﨟(じょうろう)。「—の所にうち出でたるに、傍ら痛からぬ文かな」〈宇津保・祭の使〉
じょう・ず【成ず】
[動サ変]なる。できる。また、成し遂げる。成就する。「無上菩提を—・じて一切衆生を度せむと思ふ」〈今昔・五・七〉
じょうず‐ごかし【上手ごかし】
口先がうまく、へつらって相手に親切らしく見せかけ取り入ること。おためごかし。「手並みに怖(お)ぢて—、食はぬ食はぬ」〈浄・今国性爺〉
上手(じょうず)の手(て)から水(みず)が漏(も)れる
どんなに上手な人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。
上手(じょうず)の猫(ねこ)が爪(つめ)を隠(かく)す
本当に能力のある者は、それをひけらかすようなことはしないたとえ。能ある鷹(たか)は爪を隠す。
じょうず‐めか・し【上衆めかし】
[形シク]貴人らしく見えるさま。「さこそ—・しくもてなししづめたれど」〈夜の寝覚・一〉
じょうず‐め・く【上衆めく】
[動カ四]貴人らしく、上品で尊く感じられる。「やむごとなき人にいたうおとるまじう—・きたり」〈源・明石〉
じょうず‐もの【上手者】
お世辞が巧みで、如才なく立ち回る人。