て‐こ【手児】
《「てご」とも》 1 父母の手に抱かれる子。赤子。「音(ね)をそ泣きつる—にあらなくに」〈万・三四八五〉 2 少女。おとめ。「人皆の言は絶ゆとも埴科(はにしな)の石井の—が言な絶えそね」〈万・三...
て‐こ【梃子/梃】
1 棒の途中に置いた支点を中心に棒が自由に回転して、小さい力を大きな力に、小さい動きを大きな動きに変える仕組み。また、その棒。重い物を動かすときや鋏(はさみ)・滑車などに応用。槓杆(こうかん)。...
てこ‐いれ【梃入れ】
[名](スル) 1 順調にいっていない部分や状態を、外部から援助を与えて活力を取り戻すように仕向けること。「人材を投入して販売部門を—する」 2 相場が下がらないように、または相場をつり上げるた...
て‐こう【手甲】
「てっこう(手甲)」に同じ。
て‐こき【手扱き】
1 脱穀を、動力機を使わず手と道具ですること。また、コンバインを走行させず、内部の脱穀機に手で稲を供給して脱穀すること。 2 男性器を手で刺激すること。手淫。
てこ‐ず・る【手子摺る/梃摺る】
[動ラ五(四)]取り扱いかねて、もてあます。手にあまる。処置に困る。また、解決に手間取る。「いたずらっ子に—・る」「交渉に—・る」
て‐こそ
[連語]《接続助詞「て」+係助詞「こそ」》 1 文中に用いて「て」の受ける部分を強調する。文語文では「こそ」のかかっていく述語を已然形で結ぶ。「義務を遂行し—、権利を主張できる」「身を捨て—浮か...
梃子(てこ)でも動(うご)か◦ない
どのような手段を用いてみても、絶対にその場から動かない。どのようなことがあっても信念を変えない。「一度こうと決めたら—◦ない人」
てこ‐な【手児名/手児奈】
《「てごな」とも》愛らしいおとめ。「勝鹿の真間(まま)の井見れば立ち平(なら)し水汲(く)ましけむ—し思ほゆ」〈万・一八〇八〉 [補説]真間の少女の名とみる説もある。→真間の手児奈
て‐こね【手捏ね】
《「てごね」とも》手でこねること。また、そうしてできたもの。手製のもの。「—ハンバーグ」