てんぴょう‐しき【天平式】
天平時代に行われた美術様式。唐様式を取り入れて発達し、仏像彫刻や寺社建築に特徴がある。
てんぴょうしょうほう【天平勝宝】
奈良時代、孝謙天皇の時の年号。749年7月2日〜757年8月18日。
てんぴょう‐じだい【天平時代】
日本の文化史、特に美術史上の時代区分の一。白鳳(はくほう)時代の後、平城京遷都の和銅3年(710)から平安京遷都の延暦13年(794)までをさす。
てんぴょう‐じゃく【天平尺】
日本の尺度の一。奈良時代に常用された尺で、唐の大尺に等しい。曲尺(かねじゃく)の9寸7分8厘(約29.6センチ)にあたる。
てんぴょうじんご【天平神護】
奈良時代、称徳天皇の時の年号。765年1月7日〜767年8月16日。
てんぴょうだいぶつき【天平大仏記】
沢田ふじ子の長編歴史小説。昭和55年(1980)刊。奈良の大仏建立に携わった奴婢(ぬひ)たちの悲哀を描く。
てんぴょうのいらか【天平の甍】
井上靖の長編小説。遣唐使となった僧侶たちの運命を描く歴史小説。昭和32年(1957)刊行。昭和33年(1958)第8回芸術選奨受賞。昭和55年(1980)熊井啓監督により映画化。
てんぴょう‐ぶんか【天平文化】
天平年間(729〜749)を中心に栄えた文化。唐および西域地方の影響を強く受けて国際的な性格を帯び、鎮護国家思想に基づく仏教興隆政策のもと、仏教美術の黄金時代を作り上げた。東大寺法華堂の諸仏や、...
てんぴょうほうじ【天平宝字】
奈良時代、孝謙天皇・淳仁天皇・称徳天皇の時の年号。757年8月18日〜765年1月7日。
てん‐ぴん【天稟】
生まれつきの才能。天性。てんりん。「—を発揮する」「—の画才」