ど‐づ・く【ど突く】
[動カ五(四)]《「どつく」とも》こづく。なぐる。「追々あの胡麻の蠅を—・かなくなって来たじゃ無えか」〈芥川・鼠小僧次郎吉〉
とたて‐ぐも【戸閉蜘蛛】
トタテグモ科およびカネコトタテグモ科などの原始的なクモの総称。体長10〜18ミリ、赤褐色から黒色。地中または大木の樹皮や岩の上に巣を作り、入り口に扉をつける。
とけ‐あ・う【溶(け)合う/解(け)合う/融け合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 とけて、まざり合い一つになる。「—・わない物質」 2 わだかまりがなくなって仲よくなる。互いに打ち解ける。「心が—・う」 3 (解け合う)取引で、話し合って円満に売買契約...
どこ‐まで‐も【何処までも】
[連語]とどまることなく続くさま。徹底して。とことん。「—歩き続ける」「—しらを切る」
とこ‐よ【常世】
1 「常世の国1」に同じ。「—にと我が行かなくに小金門(をかなと)にもの悲しらに」〈万・七二三〉 2 「常世の国2」に同じ。「田道間守(たぢまもり)—に渡り」〈万・四一一一〉 3 永久に変わらな...
とこ‐なめ【常滑】
川床の岩などに水苔がついて、いつもなめらかであること。また、その場所。「見れど飽かぬ吉野の川の—の絶ゆる事なくまたかへり見む」〈万・三七〉
とこ‐ばなれ【床離れ】
[名](スル) 1 目がさめて寝床から起き出ること。起床。「—がいい」 2 夫婦が共寝をしなくなること。愛情がさめ離婚状態になること。〈和英語林集成〉 3 病気が治って床から離れること。「半年ぶ...
とこ‐げいしゃ【床芸者】
芸を売るのでなく、客と床をともにするだけの芸者。ころび芸者。「木綿屋おきちなぞといふ名とりの—」〈洒・古契三娼〉
と‐ざま【外様/外方】
1 鎌倉幕府以後、将軍の一門または譜代の家臣でないこと。また、そのような武家・大名。→親藩 →譜代 2 組織の中などで、主流でなく、傍流の立場にあること。また、その人。「—では出世は難しい」
とけ‐こみ【溶(け)込み】
1 まわりの物質になじませること。溶け込むこと。「—溶接」 2 法令などを部分的に改正すること。追加や削除ではなく、もとの文章になじませるように修正するところから。「—方式」