やま‐かけ【山掛(け)】
1 マグロの角切りなどに、すりおろしたヤマノイモを掛けた料理。 2 「山掛け豆腐」の略。 3 山8㋑を掛けること。当て推量。「—がずばり的中する」
やまかけ‐どうふ【山掛(け)豆腐】
煮た豆腐にとろろ汁をかけた料理。芋掛け豆腐。
やま‐かげ【山陰】
山の陰になること。山にさえぎられること。また、その場所。「—に沈む月」
やま‐かげ【山影】
山の姿。山の形。また、それが水面などに映ったもの。
やま‐かご【山駕籠】
昔、山道などで用いた粗末な駕籠。竹で底を円形に編み、垂れがなく、丸棒または丸竹を通してかつぐ。山輿(やまごし)。
やま‐かじ【山火事】
山で起きた火事。山焼け。山林火災。
やま‐かずら【山蔓/山鬘】
1 ヒカゲノカズラの別名。 2 1で作った髪飾り。「あしひきの—の児(こ)今日行くと我に告げせば帰り来(こ)ましを」〈万・三七八九〉 3 夜明け方、山の端(は)にかかる雲。「明星や桜さだめぬ—」...
やまかずら‐かげ【山蔓蔭】
ヒカゲノカズラの別名。「あしひきの—ましばにも得難きかげを置きや枯らさむ」〈万・三五七三〉
やま‐かせぎ【山稼ぎ】
山で、伐木・採薪・狩猟などをして生計を立てること。
やま‐かぜ【山風】
1 山に吹く風。山から吹いてくる風。 2 夜間、尾根から谷、谷から平野部へと吹き下ろす風。山の斜面が放射冷却し、重くなった大気が低い方へ流れ出すために起こる。