げ‐ぐう【下宮】
一つの神社にいくつかの神社が含まれているとき、最も低い場所にある社。下社(しもしゃ)。しものみや。→上宮 →中宮
げ‐ぐくり【下括り】
指貫(さしぬき)の裾に通したひもで足首の辺りをくくること。したぐくり。⇔上括(しょうくく)り。
げけ‐しゅじょう【下化衆生】
仏語。菩薩(ぼさつ)が、上には菩提(ぼだい)を求めると同時に、下に向かっては衆生を教化(きょうけ)・救済(ぐさい)すること。⇔上求菩提(じょうぐぼだい)。
げ‐けつ【下血】
[名](スル)種々の疾患により消化管内に出た血液が肛門から出ること。
げけ‐みょうあん【下化冥闇】
《衆生の迷いを闇にたとえた語》「下化衆生(げけしゅじょう)」に同じ。
げ‐げ【下下】
1 身分の低い者。しもじも。〈日葡〉 2 非常に劣っていること。下の下。「—の下の客と言はれん花の宿/越人」〈曠野〉 3 しもじもの者の履物。わら草履。「馬にも乗らず、—をはき」〈平家・九〉
げ‐げ【解夏】
「夏解(げあき)」に同じ。《季 秋》「雲晴れて—の鶯きこえけり/碧梧桐」
げ‐こ【下戸】
1 酒の飲めない人。酒が嫌いな人。⇔上戸(じょうご)。 2 律令制で、戸を大戸・上戸・中戸・下戸に分けたうちの最下級。徴発に応じて出す壮丁が三人以下の戸。
げ‐こう【下向】
[名](スル) 1 高い所から低い所へおりていくこと。 2 都から地方へ行くこと。「先代一週忌の法会のために—して」〈鴎外・阿部一族〉 3 「還向(げこう)」に同じ。
げ‐こう【下校】
[名](スル)学校を出て帰途につくこと。「台風が来るので早く—させる」⇔登校。