ふじょう‐やくにん【不浄役人】
罪人の捕縛・断罪などに当たる役人。また、その役人をののしっていう語。
ふ‐じょうり【不条理】
[名・形動] 1 筋道が通らないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。「—な話」 2 実存主義の用語。人生に何の意義も見いだせない人間存在の絶望的状況。カミュの不条理の哲学によって知られる。
ふじょうり‐えんげき【不条理演劇】
人間の生と死の不合理性をテーマにした演劇。1950年代に出現し、主要な作家としてベケット、アダモフ、イヨネスコらがいる。
ふじょき【不如帰】
ホトトギスの別名。
ふ‐じるし【不印】
[名・形動]《「不」で始まる語を略して「印」を付けたもの。「ぶじるし」とも》 1 不首尾。「校中の評判は—だそうだネ」〈逍遥・当世書生気質〉 2 不景気。「連年の—で皆も困るであろう」〈木下尚江...
ふ‐じん【不仁】
仁の道に背くこと。慈愛の心のないこと。また、その人。「惨酷—の極と云うも過言に非ざる可し」〈福沢・福翁百話〉
ふ‐じん【不尽】
1 つきないこと。絶えることがないこと。「万古—の宗教思想が」〈蘆花・思出の記〉 2 十分に思いを述べつくさない意で、手紙の終わりに添える語。不悉(ふしつ)。不備。
ふじん‐こんすう【不尽根数】
⇒根数
ふ‐じんぼう【不人望】
[名・形動]人望のないこと。人から信頼されないこと。また、そのさま。「住み込んだ当時は、主人以外のものには甚だ—であった」〈漱石・吾輩は猫である〉
ふ‐すじ【不筋】
[名・形動]筋が通らないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。「其の—なる次第を政府に訴う可きのみ」〈福沢・学問のすゝめ〉