い・る【要る】
[動ラ五(四)]《「入(い)る」と同語源》費用・品物・時間などが必要になる。入用である。「資本が—・る」「暇が—・る」「お世辞は—・らない」
お‐せじ【御世辞】
「世辞」に同じ。「—を使う人」「心にもない—を言う」
御土砂(おどしゃ)を掛(か)・ける
《御土砂を掛けると、硬直した死体も和らぐというところから》お世辞を言うなどして相手の心を和らげる。おべっかを使う。→御土砂
お‐はむき【御歯向き】
へつらい。お世辞。ご気嫌取り。「もしうっかりしたことを—に云えば、抜きさしならないことになりそうだ」〈幸田文・流れる〉
お‐べっか
相手の機嫌をとろうとして、へつらったり、心にもないお世辞を言うこと。また、その言葉。おべんちゃら。「—を使う」
お‐べんちゃら
相手を喜ばせるための口先ばかりのお世辞。また、それを言う人。「—を真に受ける」
から【空/虚】
《「殻」と同語源》 [名]内部に物のないこと。からっぽ。「—の箱」「家を—にする」 [接頭]名詞に付く。 1 何も持たないこと。何も伴っていないこと。「—馬」「—手」 2 実質的なものが伴わ...
から‐せじ【空世辞】
誠意のない、口先だけの世辞。そらせじ。「—を言う」
けいあん【桂庵/慶庵/慶安】
1 縁談や訴訟の仲立ちをする人。また、雇い人・奉公人の斡旋(あっせん)を職業とする人。口入れ屋。「銀子は或日また浅草の—を訪れた」〈秋声・縮図〉 2 お世辞。追従(ついしょう)。また、それを言う...
心(こころ)にもな・い
1 本心ではない。不本意である。「—・いお世辞」「つい、—・く言い過ぎた」 2 身に覚えのない。思いもよらない。「—・いことで責められる」「—・き事にうたがはれぬ」〈浮・織留・三〉