ぐそく‐かたびら【具足帷子】
近世の武士が、具足の下に肌着として着た、ひざまでの長さの単(ひとえ)。小帷子(こかたびら)。
ぐそく‐がね【具足金】
武士が緊急の際に備えて具足櫃(びつ)の中に蓄えておく金。
ぐそく‐し【具足師】
鎧(よろい)や兜(かぶと)を作ったり、修理したりする職人。甲匠(こうしょう)。
ぐそく‐だい【具足鯛】
エビスダイの別名。
ぐそく‐に【具足煮】
エビやカニを殻つきのまま大まかに切り、さっと煮つけたもの。殻を鎧(よろい)に見立てていう。
ぐそく‐ばおり【具足羽織】
⇒陣羽織(じんばおり)
ぐそく‐びつ【具足櫃】
当世具足を納めるふたつきの箱。
ぐそく‐びらき【具足開き】
武家で、正月11日(もと20日)に甲冑(かっちゅう)に供えた具足餅を下げ、刃物を使わず、槌(つち)で割って食べた行事。
ぐそく‐ぶぎょう【具足奉行】
江戸幕府で、甲冑のことをつかさどった役職。
ぐそく‐むしゃ【具足武者】
鎧(よろい)や兜(かぶと)をつけた武者。