ぎょうしゅう‐ざい【凝集剤】
コロイド溶液で粒子を凝集させ、沈殿を促すための添加物。無機塩類などの電解質や高分子凝集剤がある。水道水の浄水工程で利用される硫酸アルミニウムなどが知られる。
ぎょうしゅう‐そ【凝集素】
抗原に凝集反応を起こさせる抗体。ABO式血液型では抗Aと抗Bの2種あり、血漿(けっしょう)中に存在。
ぎょうしゅうちんでん‐ほう【凝集沈殿法】
汚水や排水を浄化する方法の一つ。凝集剤を加えて、浮遊物や溶解物を凝集し、沈殿させて除去する。 [補説]放射能汚染水に対する凝集沈殿法は、大量の汚染水を短時間で処理できてコストも安いが、放射性物質...
ぎょうしゅう‐はんのう【凝集反応】
抗原抗体反応の一。赤血球や細菌などの凝集原が、それに対応する凝集素によって塊状の凝集を起こす現象。血液型の判定などに応用。凝着反応。
ぎょうしゅう‐りょく【凝集力】
分子・原子あるいはイオン間に働く引力。
ぎょう‐しゅく【凝縮】
[名](スル) 1 こり固まってちぢまること。趣旨・内容などを一点に集中させること。「作者の心情がこの一行に—されている」 2 気体が冷却または圧縮されて液体に変わる現象。凝結。
ぎょうしゅく‐あつりょく【凝縮圧力】
冷凍機やヒートポンプを構成する凝縮器の内部で、気化した冷媒が液体に戻るときの圧力。→蒸発圧力
ぎょうしゅく‐き【凝縮器】
気体を冷却・圧縮して液化させる装置。復水器・リービッヒ冷却器などがある。コンデンサー。
ぎょうしゅく‐けい【凝縮系】
物質系の状態で、液体または固体、また両方を含む状態。
ぎょうしゅく‐ねつ【凝縮熱】
気体が凝縮して液体になるときに放出する熱量。気化熱と等しい。