おお‐やまねこ【大山猫】
ネコ科の哺乳類。体長1メートルに達する。尾は短いが四肢は長く、長距離の歩行に耐え、毛深く寒さに強い。耳の先端に黒い長毛がある。ヨーロッパ・アジア北部・北アメリカに分布。リンクス。
おおやま‐もうで【大山詣で】
大山の阿夫利(あふり)神社に、白衣姿で参詣(さんけい)すること。6月にするものを初山、7月にするものを盆山という。石尊(せきそん)詣で。大山参り。《季 夏》
おおやま‐やすはる【大山康晴】
[1923〜1992]将棋棋士。15世名人。岡山の生まれ。昭和27年(1952)木村義雄名人を破って名人となり、以後、名人・王将・十段・棋聖などのタイトルを長期にわたって保持した。永世名人・永世...
おおやま‐れんげ【大山蓮華】
モクレン科の落葉低木。本州以西の深山に自生し、葉は倒卵形で裏面に白い毛がある。5〜7月、芳香をもつ大形の白い花を開く。観賞用に庭に植える。みやまれんげ。《季 夏》
たいさん‐じ【大山寺】
神奈川県伊勢原市大山(おおやま)にある真言宗大覚寺派の寺。山号は雨降山(あぶりさん)。開創は天平勝宝7年(755)、開山は良弁。鎌倉末期に真言僧の願行が再興、江戸時代には大山講として関東一円に信...
たいさん‐ぼく【大山木/泰山木】
モクレン科の常緑高木。葉は大きく長楕円形で表面につやがあり、裏面に褐色の毛が密生する。5、6月ごろ、白色の大きな花を開き、強い芳香を放つ。北アメリカの原産で、日本には明治初期に渡来し、庭園で栽培...
たい‐ざん【大山/太山】
大きな山。
大山(たいざん)鳴動(めいどう)して鼠(ねずみ)一匹(いっぴき)
事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいこと。 [補説]もともとは、ラテン語のParturiunt montes, nascetur ridiculus mus.(山々が産気づいて、こっけ...
大山(たいざん)も蟻穴(ぎけつ)より崩(くず)る
大きな山も小さな蟻(あり)の穴からしだいに崩れる。ちょっとした油断がもとになって大きな災難を招くことのたとえ。
だい‐せん【大山】
鳥取県西部の火山。中国地方の最高峰で、標高1729メートル。古来山岳信仰で栄え、大山寺がある。伯耆(ほうき)富士。