ビスフェノール【bisphenol】
水素原子が水酸基に置換したベンゼン環を二つ以上もつ化合物の総称。基本骨格となる化合物の違いにより、構造式が異なる多くの種類が存在する。そのうちアセトンから合成されるビスフェノールAはエポキシ樹脂...
びせいぶつ‐ダークマター【微生物ダークマター】
存在が予想されているが未発見の膨大な微生物群。微生物は既知のものはほんの一部で、新たに発見されても、系統や特徴などが既知のものと関連づけられない種が多数ある。これらを宇宙の暗黒物質(ダークマター...
ビタミン‐ケー【ビタミンK】
《(ドイツ)Koagulierung(凝固)から》脂溶性ビタミンの一。植物界に広く存在するK1、動物で腸内細菌により合成されるK2などがある。血液凝固機能を促進する作用をもち、欠乏すると出血傾向...
ビッグ‐バン【big bang】
1 宇宙の始めの大爆発。ガモフらが唱えた説で、約138億年前に起こった大爆発により、超高温・超高密度の状態から急膨張しはじめ、急激な温度降下の過程で素粒子を生成し、今日の宇宙ができたとする。膨張...
ビッグ‐フリーズ【Big Freeze】
宇宙終焉(しゅうえん)のシナリオの一つ。ビッグバン以降、宇宙は膨張を続けているが、その平均密度がある臨界密度より小さい開いた宇宙の場合、永遠に膨張を続ける。その過程で、星形成が停止し、ブラックホ...
び‐び【微微】
[ト・タル][文][形動タリ]分量などがごくわずかであるさま。小さくて取るに足りないさま。「—たる存在」「—とした勢力」
ビフィズス‐きん【ビフィズス菌】
《(ラテン)bifidus》腸内細菌の一。ぶどう糖を発酵させて酢酸・乳酸を作るグラム陽性の桿(かん)菌。大腸菌の増殖を抑える働きがあり、年齢が増すに伴い存在数が減少する。ビヒダス菌。
ビフェニル【biphenyl】
《「ビフェニール」とも》炭化水素の一種。二つのフェニル基が結合した構造をもつ。コールタール中に存在し、伝熱媒体・かび防止剤などに用いられる。ジフェニル。
びょうご‐ほきんしゃ【病後保菌者】
症状が回復した後も体内に病原菌が存在し、感染源となる可能性がある保菌者。ジフテリア・ウイルス性肝炎・腸チフス・サルモネラ症などでみられる。回復期保菌者。
びりゅうし‐びょう【微粒子病】
原生動物の寄生による蚕の病気。フランスで1840年代以後このために大打撃を受け、パスツールが病蚕の体内に存在する微粒子(胞子)の伝染によることを解明。